帯電防止ナイロンポリ袋

クリーンルーム用真空包装　帯電防止ナイロンポリ袋　清浄度管理品

クリーンルーム内にて製品を真空包装する際に使用が可能で、
なおかつ帯電防止の機能を持った袋です。

電子回路基板、電子部品、半導体デバイスなど、帯電防止機能が必要な製品で、
かつ真空包装も可能ということで、輸送中に製品が遊んでしまうことや
製品に錆が発生するのを防止することができます。

真空包装するためには、酸素の透過度が低いフィルムを採用する必要があり、
その機能を持っているのがナイロンフィルムです。

ただし、ナイロンフィルムだけではシール性が悪く袋状にすることができない為、
フィルムの内面にシール性の良いポリエチレンフィルムをラミネートし、
ナイロン、接着層、特殊ポリエチレンの３層構造で真空包装用袋を製造しております。

内面のポリエチレン原料については、添加剤である脂肪酸アミド（スリップ剤）の使用を抑え、
一般的なナイロンポリ袋に比べて非常に高いクリーン度を誇っています。

また、界面活性剤（帯電防止剤）を使用しておらず、
樹脂本来の構造から非帯電性効果を発揮するため、湿度依存性がありません。

３層構造という特徴から、酸素等を遮断し、ピンホール特性に優れ、
内容物を長時間保護することが出来ます。

静電気防止、無塵、ガスバリアを兼ね揃えた、ハイグレードなフィルムです。

袋のクリーン度管理

帯電防止ナイロンポリクリーンバッグは、袋の内面を気中パーティクル１００にて管理しています。
原反製造時の工程段階でクリーン度を測定、管理し、
さらに出荷前の検査でも測定、管理を行なっております。

クリーンルーム用真空包装袋　帯電防止ナイロンポリ袋のオーダーメイド

帯電防止ナイロンポリ袋については、規格品の取り扱いはなく、
全て受注生産にて対応させて頂いております。

◆袋の形状について
ボトムシール袋（筒状のフィルムの底部分を溶着）

◆製造規格サイズについて（※厚さ、幅、長さの関係で製造できない場合あり）

◆製造ロットについて
基本的には、袋の長さ方向の３０００Ｍ分が経済ロットとなります。
最小ロットは１０００M分でございます。

仮に「厚さ０.０７×幅３００×長さ４００mm」の袋を製造する場合のロットは

３０００Ｍ÷０.４Ｍ（４００ｍｍ）＝７５００　→　約７５００枚

サイズが大きいものなどは３０００Ｍよりも大きいロットになる場合も御座いますので
正確な数量については御見積の際にご確認下さい。

割高になってしまってもよければ、最小１０００Ｍ分から製造させて頂きますが、
単価が３０００Ｍ分と比較して３倍～４倍程高くなってしまいます。

ナイロンクリーンポリ袋　物性データ

◆厚さ80μｍのフィルムにて試験実施

※測定値であり、保証値ではありません

製造環境

製膜は一般環境
製袋はクラス100,000のクリーンルーム内にある、クラス1000管理のクリーンブース
界面活性剤練り込みタイプでないため、ブリードアウトしない
内面クラス100管理（気中パーティクル）※独自の試験法

オーダーメイドのお問合せ

御見積については、オーダー品についてのお問合せフォームよりお問合せ下さい。
お問合せの際は、「帯防ナイロンポリ袋（清浄度管理）」とご記載をお願いいたします。