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クリーンパック.net

クリーンパックとは? --- 帯電防止ポリエチレンについて

帯電防止剤(界面活性剤)練り込みタイプについて

帯電防止剤練り込みタイプは、その名の通り、
フィルムに帯電防止剤(界面活性剤)を練り込み(添加)したタイプです。

一般的なポリ袋に近い価格で製造できる為、低コストな点が魅力です。
ただし、製造後1年くらい時間が経ちますと、徐々に帯電防止効果が弱くなっていくと言われています。
(保管条件その他によって、効果の度合いは異なります)

このタイプについては、フィルムに練り込んだ帯電防止剤がフィルムの表面に浮き出てくることによって
効果を発揮しますので、添加剤が分離し、被包装物に移行する場合が御座います。
精密機器など、デリケートな物の包装には非添加剤タイプをオススメ致します。

練り込みタイプについては、完全受注生産になっておりますので、
規格品の取り扱いは御座いません。
通常は着色無しの透明(ナチュラル)での製造となります。

非添加剤タイプ 持続型帯電防止(半永久帯電防止タイプ)について

帯電防止剤(界面活性剤)を使用していない、
フィルムその物が帯電防止効果を持っている持続型帯電防止タイプです。

樹脂自体が帯電防止効果を持っていますので、時間が経過しても帯電防止効果が薄れることはなく、
その効果は半永久的と言えます。
(一般的な袋の劣化等は例外ではない為、”半”永久としております)

特殊なフィルムを使用しておりますので、袋1枚あたりの単価は添加剤タイプよりも高くなります。
帯電防止の袋だと見た目で判別できるようにする為に、透明ブルーの着色をしております。
オーダーメイドの場合は、ブルー以外の色(透明や他の色)での製造も可能です。

半永久帯電防止タイプについては、規格品の取り扱いも御座います。
https://cleanpack.net/list/d7.html

メリット・デメリットについて

◆練り込みタイプについて
メリット : コストが安い
デメリット: 帯電防止機能が湿度依存の為、冬場などは帯電しやすい
       界面活性剤が脱落する
       界面活性剤による内容物汚染の可能性がある
       製造ロットによる帯電防止機能のブレが起こりやすい
       1年を経過すると徐々に帯電防止機能が薄れる(長期保管に向かない)

◆持続型帯電防止タイプについて
メリット : 帯電防止剤による内容物汚染の心配がない
       気温や湿度に関係なく、電気特性が安定している
       長期保管しても帯電防止機能が落ちることはない
       製造ロットによるブレが少ない
       規格品の取り扱いがある(小ロット・短納期が可能)
デメリット: コストが高い